新年のご挨拶2025 長文!

≪ 謹 賀 新 年≫

とはいえ、もう七草粥がふさわしい日取りとなってしまいました。
今日はもう6日の月曜日です。
いかがお過ごしでしたか?
今年のカレンダーは、4,5が土日とあって、お勤めの方にはボーナスデイズだったかもしれませんね。
それぞれにお健やか穏やかまたは賑やかに、新しい年をお迎えだと良いなと思います。

ご挨拶が遅れましたが、昨年は、さしたる実践に取り組めないままでありながら、あつい(厚い熱い篤い)応援、楽しい出会いをありがとうございました。

年末には、駆けつけるように、旧知の方々からご寄付や会費、メッセージをいただきました。
遠方で久方ぶりの、または身近なお付き合いの方からの改めての応援は、大変ありがたいもので、まさにエネルギーの核となるもの。

今は、ワークレッシュへの火種付き燃料投入!~ワクの尻への着火~の意義にて、有難く拝受いたします。燃えるぜ萌えるぜ。

2024年度中は、研鑽と調整、出会いと再会、準備の期間ととらえてきました。
その分「ご連絡・ご相談はいつでもどうぞ」と言いながら・・・、結局は、こちらが助けていただくことの方が多かったものでした。
春からは、🚾が主宰して場を開き、受け持つことが叶うはず。

その春が来るまでは、引越しと環境整備に重点を置き、
ご協力くださる皆様と共に、蕎原の家のベースを築いていくことに注力します。
一緒につくる、一緒にはたらく。
身が離れても、時が経っても、同じですね。

とにかく、まだまだこれからです。
ワークレッシュの再創生に向け、内外遠近の方々のご期待に沿うべく元気に七転八倒し、躍起になってまいる所存です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ここからは、雑感交じりで年頭所信のつづき。
少し長いです。

去る師走のある日。
久しぶりに会った少年と蒸し大豆をつぶしていたら、
ふと彼が、
「ワクさんは、なんでワークレッシュを作ろうと思ったん?」
と問いかけてきた。

「うーんー。あそぶことって大事やなと思って。みんな」

よく勉学などする子らからの問いだからか、ウソではないが少々おもねった回答をしてしまいました。

「自分と現代ニッポンの世にとって、必要な場と仕事と思うから」
という、創業時のシンプルかつアグレッシブな答えでも、十分受け取ってもらえたと思うけど。

とはいえ、よくぞ聞いてくれた、と思える何年ぶりかの問いかけだったので、その後もこのシーンを思い起こしていました。

まず、人それぞれに、元気でおってほしい。
(留意点:生来もの静かで大人しい人はそれがその人の元気なのであるから、わいわいピョンピョンせんでよろしい。)

自分のまごころや優しさを、失わないでほしい。

願わくば、
たくさんの苦楽を蓄え、たくさんのナマモノと交雑し、自分自身を豊かに鍛え、
世界と自分をじっとよく見て・・・疑え、喰らえ、解放せよ!・・・!!
そして、出会った友だちの力になってやっておくれ。
過去現在未来、きっと出会わない人たちのことにも、思いを馳せながら生きておくれ。

・・・とか何とか、欲深いのがバレますね。
ここは、黙っていて良かったと思います。

そして、
「そんなん、いちいち言わんでも分かってるがな」
って思われるかもしれませんが。

蕎原の家「和暮守ぶら坊」は、色々な理由や流れで代金お支払いの難しい情況の人たちや、いわゆる田舎環境や野遊びには縁遠いところで暮らす大人・子どもたちにも、気安く楽しく安全に参加してもらえるような場や仕組みにしたいと思っているのです。

この度の改修工事始め設備費用や日常の管理運営費・ランニングコストは、自前で受け持つとして、寄付金や応援の力の使い道は、そちらへダイレクトに回せるように、と。

「体験格差」という言葉…もう定着しつつあるようですが、問題意識といいますか焦点は、まさしくここのところです。
https://www.google.com/search?client=firefox-b-d&q=%E4%BD%93%E9%A8%93%E6%A0%BC%E5%B7%AE
(↑体験格差でGoogle検索)

4年ぐらい前、ある補助金事業に申請しようとして、現状の課題や事業目的を書いていたら、このテーマの下手な論文みたいになり、変なのーと思って、止めちゃったのです。
餅は餅屋。わたしはプロのアマチュアだ!実践だ!(・・・といいつつ、本当は、その頃まだ金額の具体化が出来なかったので申請断念。結果オーライ。)

でも、どんな仕掛けがいいのかな。。。
自分トコだけで小さい理想を保守するだけだったらインパクトないし、キャンペーンにならないですしね。皆の本意でない。
現地で関与いただく方々のコメントや提案をもらいながら、つくっていきたいです。
何かとまだまだ見えるかたちでお示しできないので、アヤしい妄想のようで大っぴらに言いにくい(と感じている)ところですけれど。
焦るな自分。

五感、情動のままの体験。
これ本当に、後々いろんなところに響きます。
他者や自然といかにナマでふれあって、助かって、自分も他へ力を与えてきたか、その実感を持っているか。

自分への信頼:自信。
自らをよりどころとすること:自由。
そして、そんなんもうこっちは残ってへんわと思いながらも→ negative capabilityネガティブケイパビリティ や resilienceレジリエンス、つまり底力が大事。

「体験」の数量は、少なくていい、と最近は思ってるんです。
お決まりの、みんな仲良く楽しい笑顔・・なんて白々しいのも、要らない、あんまり効かないです。
生き延びていく中で経験してしまう、どうしても辛抱しないといけない時によみがえる力の源泉、自分の内にある、消えない原体験・原風景。
これが要る。

他、受援力、シチズンシップ、empowerment エンパワメント など。
(ダイバーシティや居場所、サードプレイスなど、社会的な業界用語に昇格していった単語は、なんだかもう使いづらい・・。つながり・絆ぐらい照れますね。とても大事だとは思ってますが。)

ワークレッシュが2023年の春に、制度の仕事や上手な区切りのある業務から区切りをつけて脱退したのは、私の力不足であり、事業の形にうまく自分たちを合わせられなかったからでありますが、
境界や区域なく、小さく少しずつ、でも確かに、存在と存在を出合わせていくことに注力したい、やり直したいと思ったからでもあります。

ここ1年程、「ワークレッシュっていう法人はまだあるの?」とのご質問を受けることが何度もありました。
そう思われても仕方がないです。
でも、小さくなりましたが、法人自体をなくす理由はなく、その寿命は尽きておりません。
ドン突きまでいって小さなった・借金増えた…程度で止めるとしたら、これまでのご縁や献身に対し、申し訳が立ちません。
子どもたちにも顔向けができないです。
力尽きるまで続けますよ。

長くなりました。
そのようなことで、まずは引越し関連、頑張ります。
この混沌を楽しもう――!

今後共、ワークレッシュへの温かいご支援・愉快なご参加・厳しいお見守りを、どうぞよろしくお願いいたします。

特定非営利活動法人ワークレッシュ
代表理事  和久 貴子

大晦日、リフォーム後の御台所
(お花は大家さんとご近所の方から
紙と直筆のお便りを終了しました

いつも念入りにしたためてきた年賀状ですが、今年は作成しませんでした。
これからも、基本的には紙のお便りはお送りしないことにします。
ずっと、自筆のお便りを大切にしてきたのですが。

春からは、固定電話とFAXも設置しないでやってみようと思ってます。
人手も資力も少なくなりましたし、街へ出るにも交通費がかさみます。
もとより、ケチケチするのは大得意・・!
これからはネット環境をもうすこし有効に活用しながら、時間や物資の節約を優先します。