【フェイスの日誌から】2021年7・8月『夏休みプログラム』

前回の投稿から長らく間を空けてしまいました。
その間も子どもたちは元気に過ごしていて、いろいろな瞬間をこちらでお伝えしたかったのですが、機会を逃してしまっていました。
こころを改めまして、子どもたちの日々の様子をマメにお伝えしていけたらと思います。(Bata)

元気いっぱいに過ごした夏休み。
フェイスでは、毎年、夏休みは1週間ごとのテーマを決めて、特別プログラムに取り組んでいます。
この夏のテーマは、 

①夏休みの準備:宿題やスケジュールの確認
②実験・体験:見て、聞いて、試して新発見
③創作活動:塗ったり、染めたりしながら唯一無二の作品作り
④郷土料理:日本各地のおいしいものを食べよう
⑤おでかけ:買い物や水遊び、外食にでかけよう(緊急事態宣言でデリバリー利用などに変更もあり)


今回は、このうち「創作活動」の様子を紹介します。

マスクに絵を描く

着眼点
道具を使う
考えて作る

ねらい
・描きたい絵を探す
・丁寧に描く、塗る

プロセス・全体の様子・次回の課題等
布マスクにペンをつかって絵を描いた。
午後の自由遊びの時間を使って、中学生はパソコンでキャラクターの絵を見て、好きなものを印刷。
それを見ながら小学生の子たちも一緒に選んでいるようだった。

ペンを使ったが、布に直接描くことは難しく、台紙を入れて安定させたり、写し絵のように描きたいものをはさんでから描いたりした。
眠さで気分が乗らなかったA君も、得意の写し絵の方法で最後まで仕上げていった。
進めながらいろいろな方法を思いつき、型を抜いた台紙も用意し、台紙を置いて色を塗ることで、しっかりマスクに模様をつけていった子もいた。
短時間で仕上げる子や自由時間も使って仕上げる子など様々だったが、夕方には皆、アイロンをかけて袋に入れて持って帰る用意ができた!


袋に入れたことで特別感があり、B君は「帰って家族のみんなに見せるわ」と満足そうに話した。
思っていたよりもスムーズにでき、子どもたちの集中力も続いたので、もう1枚ずつは作れるのではないかと思う。
台紙やイラストなど、もう少し準備をしてオリジナルのマスクを仕上げたい。
(PA担当:g)

一日の様子から
休み明け、落ち着いた雰囲気で始まった。
朝早く目が覚めたC君は、午前中と午後の2回休息をとることで夕方は活動的で、早帰りの子を送りがてら1階に行き、その後自分の時間を楽しんだ。
寝ずに頑張っていたA君だったが、16時20分ごろからエネルギーが切れてしまった。
しかし1時間ほどで起きることができ、終わりの会に参加し皆と一緒に帰ることができた。
明日はパンを買いに行く楽しみがあり、お金を持ってくることやジュースも買っていいことなどを伝えた。
(記録担当:k)

Tシャツ染め

着眼点
話を聞く
手先を使う
道具を使う
考えて作る

ねらい
・Tシャツのデザインにはどんなものがあるか知り、自分でデザインを考える
・染め方を知る
・好きな色で染める

プロセス・全体の様子・次回の課題等
見本のTシャツ染めを紹介した後、自分の好みでデザインが決められることから、どんなものがいいか考えた。
小学生の子たちは月曜日に練習した「スーパーボールをくくる」を覚えており、すぐに制作を始めた。
スーパーボールをスタッフの所へ取りに行ったり、染め方が分かると色選びも自分でしたりと積極的だった。
A君はネットで作りたいデザインを見つけて自分でTシャツをねじってゴムをかけた。
B君は作りたいイメージや色遣いをスタッフに説明しながら作っていった。
いろいろな色が準備してあるので、どれを使おうか、少々迷っていたが、その迷いも楽しいと思えるようで、ワクワクした雰囲気だった。

中学生は今日は染めずに、3色に塗り分けする、色の系統はどうするか等、自分でデザインを考えた。
染めている子の進め方を見て、予習もできている。
C君は「楽しみやわ~」と話していたので気持ちの冷めないうちにしたい。

A君とB君は後から来たC君、昼寝から起きたDさんが参加できるよう声をかけて興味を引いたり、スムーズに進むようTシャツの向きを動かすなど、細かなサポートを担ってくれた。
おかげでC君は楽しみながら取り組むことができ、子どもたちで育ちあっているのを感じた時間だった。

どんな出来上がりになっているのか、Tシャツを開いたときが楽しみだ。
みんなで、着て見せ合うことができたらと思う。
(PA担当:み)

一日の様子から
朝から暑い一日だった。
夕方、希望者だけ第8公園に行って遊んだが、それまでは室内で過ごした。
1対1で遊ぶことが安心なD君は、何度もオセロを楽しんでいたがルールが難しくなる場面があった。
人に触ったり押したりすることが遊び、楽しいことになっている年少児は「やめて」と言われても人が嫌がっているということがわかりにくく、関わってもらっていると思っている。
相手の子の気持ちも汲み取りながら「みんな困っている」ということを伝えている。
嫌な気持ちをその場ですぐに言えず抱え込んでしまったり、持ち帰ったりすることを減らすためにも、その時に解決できるようにしていきたい。
(記録担当:k)

個人名や固有名詞などは、適宜編集しています。利用児童・保護者の方々について、特段の敬語表現は用いておりません。写真掲載については、本人・保護者の承諾をいただいています。(文責 和久)

冒頭に掲載の画像にある「夏の予定表」、なかなか情報が豊富です。しかし、大阪府の緊急事態宣言延長により、変更に変更を重ねることになりました。またいずれ出直し&出会いましょう!