蕎原からの散文おたより

明けまして、おめでとうございました!
年始、ワクはあまりにもお正月の過ごし方が酷かったので、勝手ながら「旧暦で新年を祝ってやる・・!」と念じていたのでした。
2025年は、1月29日が元日にあたるんですって。

今日はもう1月31日です。
あさって2月2日は節分とか。
関西は今時分が初春、新春の気候でしょうか。

写真は、1週間前のもの。
蕎原の家の、居間からです。

ポカポカ陽気・・とはさすがに言い過ぎですが、日差しの暖かな昼下がり。
今だ!と軒下にマットや座布団を干しながら外で水仕事をしていたら、日向ぼっこのテントウムシがいましたよ。

うってかわって、旧暦の大晦日・・・28日からは冷え込んで、真っ昼゜間にも、ほんの少しだけどボタ雪も降りてきました。
そんな中、おとといは畳屋さん、昨日は瓦屋さんに、入替や補修など施していただきましたが、
重いし寒いし、お仕事とはいえ、気の毒になります。
自分もぬくぬくとデスクワークなどしていると悪い気がして、ひとり刀や棒を振り回し、さんざん散らかしつづけています。

まだ、居住の拠点は、さやまです。
車で片道45分。
道中ちょっと飽きてきましたが、このペースは来月初旬までつづくでしょう。

こまごまと出したり引いたり洗ったりしながら、
「〇〇さんが来られたら、何をしたいかな?」
「〇〇君は、コレをどう使うかな?」
・・などと想定しながら、
やっぱりちょっと小物で遊んでしまいます。

でもまだまだ、私物の運び込みや片付けばかり。
うちには、日常の生活物資のみならず、わたしの亡き両親の本やアルバムや衣類(ずーっと喪中みたいな状態)、前の家主様から譲り受けて重宝してきた松下電工や三洋の家電や大型の家具、そして、自分自身の幼少期からの何か・・・が、イイ加減に詰め込まれているのですが、そこへNPOの「歴史」も積み重なってきているので、混在や散逸(サンイツ)をさけるためには先に私物を整理したほうがよかろう――と、いう状態から、なかなか抜けられへんのですよ。

なぜ、ウチにはこんなにも、ネジやつまようじや針金が多種多様にあるんでしょうか。
法人には、文具が多いですね。未使用品多数。どうしましょう。

一見静かで穏やかな夕暮れ。でも皆さん働き者です。煙は、冬の枯れ草から。これでまた夏野菜の土づくりに備えるのだそう。

2月下旬には寒さもゆるみ始めるでしょうか。
お呼び立てしますので、お助けくださいね。 (備品・装飾・軽めの補修や各種設営の関係)
またその際には、日帰り温泉セットやお着替えをご持参ください。
近くをご案内したいです。

毎日のように、ご縁をたどって、お便りや賛助のお知らせが届いています。
胸に沁み入るメッセージ、宝物です。
乱雑に暴れ出る言葉は犯罪級ですが、まごころからの丁寧な言葉や声は、力そのものなんですね。
時と人の手が折り重なってようやく得られる、病床で数日ぶりに口にする淡い味噌汁のよう。
まさに、命をつないでもらっている、生かされていると思います。
代表である個人の自分を省み戒めつつ、本当に有難いことと感謝しています。

今はいただいてばかりで何でもかんでも遅れ遅れですが、必ずこのエネルギーを反映させて、仕事でお返しします!
お便りも、やっぱり私はドンくさく、遅くなっても少しずつ、おひとりずつ、させてもらいたいです。

うちの場合は、賛助会員がどなたで・ご寄付はいつ誰がおいくらなどを掲載したり発表することはありませんけれど、お一人お一人の存在、ソウル、そしてその脈のような少しずつのつながりを、蓄えて、大切に思っています。
ファンミーティング(今風)みたいなことは、ON/OFF入り混ぜて、折に触れ、小さく開催していきたいですね。

ではまた、
確定申告の時期も近づいてきました。近日中に、事務的なご連絡などもさせていただきますね。

今は、しびれる寒さも心地良いです。
ゆっくり春を迎えましょう。


2025年1月31日
和久貴子